買った場合は基本翌日0時過ぎ更新でいこうと思います。
諸事情によりリアルタイム更新は取りやめましたが、記事自体はPTSがはじまる以前から書いてます。(PTS結果以外)
PTSに対する基本的な考え方
PTSでは良材料が出た銘柄を売り(持ち越したものを)、悪材料が出た銘柄を買うべきだと思います。出た材料に対して上下どちらにも値が行き過ぎる傾向がある、と考えているからです。
ただし例外として、超良材料で、どう考えても2連S以上、悪くてもS高+GUが見込めるような銘柄でも、7時ジャストに並べばS高の値で買える(PTSでのS高で利益確定する人がいる)ことがあり、取れれば相当美味しいです。材料見てから買ってるわけですから下値リスクも高くないので、この1点だけでもPTSをやる価値はあります。
今回の対象銘柄
ノジマ(7419)
8/18終値1817円
PTS開場前の大まかなイメージ
買いターゲット1600円以下
売値目標1600円台前半~中盤
PTS結果
始値1600 高値1600 安値1551.3 終値1598
買い 3500株 @1571円
ファンダ系個人投資家にとても人気のある銘柄ですね。
買収発表時の700~1400円の上昇の際には私も少しお世話になりました。
考察
材料は増資による希薄化(約2割)です。
現値1800円で2割希薄化だから理論上1500円程度まで落ちるのが妥当!、みたいなおりこうバ(以下略)は放っておくとして、どんな事象に対しても、まず考えるべきは当該材料の予見可能性です。
要は正式なIRは出てないけれども、いずれは出るだろうと誰もが思っている材料であれば、株価的にはもう織り込まれてると考えるべきですよね。よく上方出たのになんで上がらんのや、とか騒ぐ人いますけど、上方出ると思って買ってるイナゴの群がり方を見くびりすぎと思いますね。
話がそれました。
ノジマの経営陣は、一貫して増資はない、という姿勢でした。直近の総会においても同趣旨の発言があったようです。またノジマの株価がここまで上がったのは、小が大を喰らうような超大型買収にもかかわらず、希薄化をせず、DESで賄いきるという姿勢が評価されたものであるとも言えます。そういった点から鑑みれば、今回の増資の予見可能性は低いです。よって株価には織り込まれていないと考えられます。
が、私個人の見解としては、それでも近いうちにノジマは増資するのでは、と思っていました。
もっと言えば、ノジマの経営陣ならば、時価総額が増えた今なら、DESで綱渡りするよりも機を逃さず増資するほうがいい、と判断するのではないかと思っていました。
振り返ってみると、買収当時のノジマの時価総額は約300億円でした。そもそも増資でなんとかできるような額ではありません。であれば、増資なんてものははなっから選択肢にない。
つまり、従来において経営陣が言っていた『増資はない』、というのは、正確に言えば『(こんな時価総額で)増資(をする選択肢)はない』であったと解釈するべきで、状況が変わって、増資を選択肢の俎上に載せられるような時価総額になったのですから、経営陣が責められる謂れはないでしょう。
というか、そもそも予め増資をするなんて宣言してしまう経営者なんていません。。
ですから極論を言えば、経営陣が過去どのように発言していたか、ではなくて、外形的に見てその会社がどのような状況にあり、どう判断するのがより適切だと思われるか、という観点から、私たち投資家はすべての事象を判断しなければなりません。
個人的には、この人がこんな風に言ってたから、なんて理由だけで取引をしてしまうのは、投資とは言えないと思います。
そういう意味で言えば、既に一部指摘している人もいますが、IRを見れば9月ごろにある程度まとまった額を返さなければならないことも分かっていましたから、仮に増資があるとしたらこのあたりのタイミングは怪しい、くらいの想像はできたように思えます。よって、状況から見れば、増資の予見可能性はあったものと判断します。
更に付け加えて言えば、現状の株価位置で増資ができるのは、素晴らしいことだと思います。どうせ増資するなら株価の高いところで行うべきです。
よって私の最終的な判断としては、今回のノジマの増資は、予見可能性があるため一定程度株価に織り込まれている。また的確なタイミングで増資の判断ができる、優秀な経営陣であることが分かった。よって希薄化比率よりも高い水準で寄る可能性が高く、1500円台後半なら購入に値する。
となりました。
さいごに
最初の記事なんで少し思考開示しながら書きましたけど、次回以降はもっとゆるくいきます。。
材料後のPTSなんてフィーリングで取引するもんです。(台無し)
まあ、これだけ語っときながら、8割がたすぐに売るわけですから。。
結果発表はまたあした。
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